手塚統のはちみつトマト日記

はちみつを使ったトマトの栽培、しいたけの栽培、趣味のMOTOR、など徒然に。

中国人と日本人

TVタックルを見て初めて知ったのだが、中国のとてもポピュラーな言葉に「死んでも認めるな」というのがあるそうである。

「面子は命よりも重い」という意味らしい。どうもこの言葉が中国を理解する重要なポイントの一つであるようだ。

それを前提にすると例の餃子工場長の厚顔無恥な発言も理解できる、何しろ面子が潰れるなら死んだ方がましという文化なのだから。

我々日本人は子供の頃「みんなと仲良くしなさい」「相手の立場に立って考えなさい」と親に言われて育つものだが、おそらく中国は子供の頃から「死んでも認めるな」「押し切られるのは腰抜け」と育てられているのだろう。余談だがイタリア人は子供の頃から「女を口説けないとダメだ」と親に躾られるとジローラモさんが言っていた(笑)

ようするに中国は押し合いの文化(世界的にはこれが標準だが特に中国は強烈のようだ)日本は譲りの文化ではないのか、日本人の譲り文化は譲り合いと言う言葉が有るように「相手もこちらの立場を考えて譲歩してくれるはず」というのが前提になっている。
日本人同士ならこれで良いのだが、相手が中国人(外人)となると勝手が違ってくる、何しろ押し切ろうとしてくるのだから、譲るといくらでも押してくる、こちらが押して初めて譲歩の芽が出てくるわけである。

小泉元首相の靖国参拝問題も日本人のメンタリティーではアホだが、中国人から見ると譲歩を迫るカードに写る。だから叩くのだろう。
福田総理のような態度は大喜びするわけだが、押し切れたからであって、その恩返しがあるわけでは無い。
さらに押してくるであろう。

アインシュタインが日本を訪れたとき「世界が争いに疲れるときがいづれ来る、その時見習うべきは日本文化である」と語ったそうであるが、短期的に色々な問題がおきても、この文化は捨ててはいけないと思う。このような考え方は彼らの思う壺なのかも知れないが・・・