手塚統のはちみつトマト日記

はちみつを使ったトマトの栽培、しいたけの栽培、趣味のMOTOR、など徒然に。

売れ残りは農林中金へ

「売れ残ったら農中に持っていけ。あそこはなんでも買ってくれる」

ある国内大手金融機関では、それが合言葉となっていたと言う。

農林中金の人は素人ばっかり。こちらも理解してない複雑な商品を『これは良いねぇ』と買ってくれた」とも・・・



それにしても、なぜ農林中金投資ファンドと化してしまったのか?

もともと企業への貸し出しと、オイルショック時に大量に発行された赤字国債をメインに運用していたようだが、バブル崩壊後のゼロ金利政策で、利回りを確保できず、系統(要するに各農協)に十分な還元をできなくなった。
このままではやって行けなくなる、社内で「農中立ち枯れ論」も出る中で、おおきく舵を切ったのが元専務理事の能見公一だった。

その能見曰く
バブル崩壊後、都市銀と同じように貸し出しをやっていては農中グループが食べていけなくなりました。大きな資金を国内だけで運用することは出来ません。そこで浮かび上がったのがグローバル分散投資でした。
欧米の投資家を回って勉強し現在の農中スタイルを確立しました」
自慢だろうか??がっぽり退職金をもらって退職したことだし、もう関係ないのだろう。

現在、運用担当者たちはリーマンショック以降もアジアや中東、北アフリカ、欧州と、新たな投資先を求めて漂流しているという。
「比較的回復が早いと言われている新興国を回り、現地要人と面会して経済状況を聞くなど、あるゆる投資先を探しているようです」(市場関係者)

世界恐慌のご時世で、そんなものあったら教えて欲しいものである。


年収4000万以上の元農水次官、現農林中金理事長の上野博史のインタビュー

ーどこに投資運用の、つまずきがあったと思うかー

「つまずいてるとは思っていませんけどね。マーケットが崩壊した部分は、そうなっただけで、別に、そんなに間違っているとは思わない、何をもってつまずいていると言っておられるのか」

ー会見では責任の所在について明言していないがー

「別に明言してないだけで『これからも考えるべきことかもしれない』とは申し上げております」

天下りして8年の長きにわたり理事長の座についているがー

「これは、あんたたちには何も言わないことにしている、もしゆうなら自分の口で分かるように話しますよ」

ー報酬は多すぎないかー

「それは、まあ、あるかもしれないけど先ほどの答えと同じ(何もいわない)ですよ」

・・・つくづく変な人に刺されはしないかと心配である・・・




ある外資系金融マンは「農中は各付を信用して買っていただけだった、それの信用が崩壊した今、損は膨れ上がるばかりだろう」と冷たく見放している。


ことは信用部門だけではないかもしれない。
以前共済の勧誘に来たおっさんが
「普通の保険会社は色々規制があるが、JA共済は所轄官庁が違うのでそれがない。だから世界中で資金運用やり放題で利益を上げている、だから安心です」と胸を張っていた。

もはや笑い事ではない。