手塚統のはちみつトマト日記

はちみつを使ったトマトの栽培、しいたけの栽培、趣味のMOTOR、など徒然に。

東芝の原発に関する特許

特許庁に申請された東芝の特許です。


http://www.j-tokkyo.com/2007/G21C/JP2007-232529.shtml


絶対に安全と口では言っておきながら、今回のようなケースは想定内の出来事だったようだ。

残念ながら、この特許は、2007年のものなので、福島原発が出来た30年前には存在していなかった。


引用
----------------------------------------------------------------------------------------
しかしながら、極めて低い確率ではあるが、上記非常用炉心冷却装置が作動せず、かつ、その他の炉心への注水装置も利用できない事態も想定され得る。このような場合、原子炉水位の低下により炉心は露出し、十分な冷却が行われなくなり、原子炉停止後も発生し続ける崩壊熱によって燃料棒温度が上昇し、最終的には炉心溶融に至るおそれがある。
【0004】
このような事態に至ると、高温の炉心溶融物(コリウム)が原子炉圧力容器内下部に溶け落ち、さらに原子炉圧力容器下部ヘッドを溶融貫通して、コリウムは原子炉格納容器内の床上に落下する。コリウムは格納容器床に張られたコンクリートを加熱し、接触面が高温状態になるとコンクリートと反応し、二酸化炭素、水素等の非凝縮性ガスを大量に発生させるとともにコンクリートを溶融浸食する。
【0005】
発生した非凝縮性ガスは格納容器内の圧力を高め、原子炉格納容器を破損させる可能性があり、また、コンクリートの溶融浸食により格納容器バウンダリを破損させたり、格納容器構造強度を低下させる可能性がある。結果的に、コリウムとコンクリートの反応が継続すると格納容器破損に至り、格納容器内の放射性物質が外部環境へ放出させるおそれがある。
---------------------------------------------------------------------------------------
引用終わり

圧力容器に穴が開いてしまったようだが、これ以上拡大しないように、水で冷却し続けるしかない、しかし、穴から放射能を含んだ水が流れ続ける、これを回収しなければ、地下水や海を汚染する、回収した水はどこにどのように保存するのだろうか?

穴を塞げれば良いのだが、作業員は近づけない。

チェルノブイリのときは、フランスのロボットが使われたらしいが、今回もそれに望みを託すしか無さそうに見える。

今は、アメリカにも良いロボットがあるとか。

初期の段階でフランスから、ロボットを使わないかと打診があったが、東電はこれを拒否。

東電はつまらぬプライドを捨てて、最善の策を取って欲しいと思う。