ホンダF1、撤退は失策か?
折からの世界不況は社内のF1反対派を勢いづかせ、撤退となったわけだが、ロス・ブラウンを招きやっと完成したマシンはチーム売却後のシェイクダウン早々、素晴らしいパフォーマンスを発揮している。
これでは福井前社長が、撤退会見で涙ぐむはずだ。
もしタイトルを獲得しても、ホンダのマシンなのに、ホンダの文字が無いという、変な結果となる。
トヨタもテストから好調のようだが、トヨタの前を元ホンダのマシンが走っても、トヨタばかりが脚光を浴びることとなる。
反対派はそれを見ても、撤退は正しかったと言うのだろうか?
来シーズンはエンジン供給という形でもいいから、復帰してもらいたいものだ。
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ブラウンGP、昨年の予選最速タイムを上回る
2009/3/14 11:47
ジェンソン・バトン(ブラウンGP)が11日(水)にシルクイット・デ・カタルーニャのピットストレートを駆け抜けたとき、皮肉屋さえもが驚かされていた。
少ない燃料搭載量でスポンサー候補へ印象付けようとしていたのかという点は別にして、ブラウンGPは1分19秒1の非公式タイムを記録したのだ。
昨年の春にこのサーキットで開催されたスペインGPで、搭載燃料の少ない予選Q2で最速となったBMWザウバーのロバート・クビサが記録したタイムは、1分20秒5であった。
「もしこの調子が続けば、メルセデスでのブラウンGPは、自力で上位に来るだろうね」とセバスチャン・ベッテル(レッドブル)は『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌に対して驚きを語った。
またこの日、フェルナンド・アロンソ(ルノー)もブラウンGPのBGP001について、自身のドライブするルノーよりも速いようだと認めていた。
「僕にとって、ブラウンGPはサプライズなんかじゃないよ。彼らは、ずっとクルマを準備していたんだ」
「彼らは、空力で素晴らしい仕事をしたようだね」とアロンソは語った。
メルセデスのエンジンを搭載するこのクルマは基本的に、ホンダがオーナーであった昨年に設計されていたが、9日(月)と10日(火)にも印象的な走りを見せていた。そしてバトンがドライブした11日、後続のフェラーリやBMWザウバー、トヨタに対して1秒以上の差をつけたのだ。
それとは対照的に、この日もマクラーレンの不調は続いており、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)は10人中の最下位となり、ターン2のバリアに接触する場面も見られた。
また、クラッシュしたハミルトンがピットへ戻ってきた際、スペインのファンがブーイングと口笛の嵐を浴びせ、あからさまにハミルトンをあざけったことで、2008年のワールドチャンピオンの惨めさが増していた。
メルセデスエンジン搭載のMP4-24に関してロン・デニス(マクラーレングループ会長)は、『Reuters Television(ロイター・テレビジョン)』に対して次のようにロンドンで語っていた。
「われわれが希望していたような速さがないのは確かだ」
「しかし、まだ始まったばかりであり、テストも、われわれのペースに反映する開発も、かなり残されている」
これでは福井前社長が、撤退会見で涙ぐむはずだ。
もしタイトルを獲得しても、ホンダのマシンなのに、ホンダの文字が無いという、変な結果となる。
トヨタもテストから好調のようだが、トヨタの前を元ホンダのマシンが走っても、トヨタばかりが脚光を浴びることとなる。
反対派はそれを見ても、撤退は正しかったと言うのだろうか?
来シーズンはエンジン供給という形でもいいから、復帰してもらいたいものだ。
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ブラウンGP、昨年の予選最速タイムを上回る
2009/3/14 11:47
ジェンソン・バトン(ブラウンGP)が11日(水)にシルクイット・デ・カタルーニャのピットストレートを駆け抜けたとき、皮肉屋さえもが驚かされていた。
少ない燃料搭載量でスポンサー候補へ印象付けようとしていたのかという点は別にして、ブラウンGPは1分19秒1の非公式タイムを記録したのだ。
昨年の春にこのサーキットで開催されたスペインGPで、搭載燃料の少ない予選Q2で最速となったBMWザウバーのロバート・クビサが記録したタイムは、1分20秒5であった。
「もしこの調子が続けば、メルセデスでのブラウンGPは、自力で上位に来るだろうね」とセバスチャン・ベッテル(レッドブル)は『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌に対して驚きを語った。
またこの日、フェルナンド・アロンソ(ルノー)もブラウンGPのBGP001について、自身のドライブするルノーよりも速いようだと認めていた。
「僕にとって、ブラウンGPはサプライズなんかじゃないよ。彼らは、ずっとクルマを準備していたんだ」
「彼らは、空力で素晴らしい仕事をしたようだね」とアロンソは語った。
メルセデスのエンジンを搭載するこのクルマは基本的に、ホンダがオーナーであった昨年に設計されていたが、9日(月)と10日(火)にも印象的な走りを見せていた。そしてバトンがドライブした11日、後続のフェラーリやBMWザウバー、トヨタに対して1秒以上の差をつけたのだ。
それとは対照的に、この日もマクラーレンの不調は続いており、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)は10人中の最下位となり、ターン2のバリアに接触する場面も見られた。
また、クラッシュしたハミルトンがピットへ戻ってきた際、スペインのファンがブーイングと口笛の嵐を浴びせ、あからさまにハミルトンをあざけったことで、2008年のワールドチャンピオンの惨めさが増していた。
メルセデスエンジン搭載のMP4-24に関してロン・デニス(マクラーレングループ会長)は、『Reuters Television(ロイター・テレビジョン)』に対して次のようにロンドンで語っていた。
「われわれが希望していたような速さがないのは確かだ」
「しかし、まだ始まったばかりであり、テストも、われわれのペースに反映する開発も、かなり残されている」