ナックルガードホルダ変更、ついでに09WR250Fインプレ
現在付けているナックルガードホルダは、一般的なバーエンドをうつぼで止め、根元のほうをハンドルバーを挟み込んで止めるタイプです。
しかし、これには問題がありました。WRはブレーキホースが、マスターシリンダーの前から出ていますので、転倒してナックルガードが回ると、ホースの付け根付近に当たり、緩んだり、最悪折れたりして、Fブレーキが使用不能になります。
実際、狭いウッズセクションで、立ち木にハンドルが引っかかって(WRはハンドルが広い)転倒したときナックルガードが回りホースの根元を押して、ブレーキフルードが漏れる事態が発生しました。
これでは、しょうもない転倒で即リタイアということにも、なりかねないので、ホルダをアッパーステムボルトと共締めするタイプに変えました。
下の画像ががその部品です
下の画像ががその部品です
ショップのO森氏から「アメリカ製だから、あんまり精度の良いもんじゃないぞ」と言われていましたが、その通り、ポン付けできる代物ではなく、若干の加工が必要でしたが何とか、取り付けることができました。
これなら、ナックルガードが回ることはありえず、ブレーキホースの心配をすることなく、豪快に転べます。
取り付け後、裏山を一周してきましたが、ハンドルとアッパーステムが一体になったことで、ハンドルの剛性が上がっており、入力に対して反応がクイックになっていました。
WRのハンドリングには、やや鈍重さを感じていたので、これは予期せぬ副産物でした。
WRのハンドリングには、やや鈍重さを感じていたので、これは予期せぬ副産物でした。
ここまで書いたついでですから、僭越ながら、私の感じた09年型WR250Fのインプレも書いてしまいます。
去年の秋に07WRを試乗させてもらったときは、乗る前に「重いよ、重いよ」と暗示をかけられていたせいか、乗ってみると思ったほど重くは無く、むしろ軽快に感じたものでした。
しかし、いざ自分のものとしてみると、やはり軽くはないですね。そして重心の高さも感じます。
しかし、いざ自分のものとしてみると、やはり軽くはないですね。そして重心の高さも感じます。
普通に乗っていれば、そうでもないのですが、例えば転んで足が下敷きになったとき、RMなら手足で適当にマシンをどかして、足を抜くことが出来ましたが、WRはそうは行かず、少し考えてマシンを起こしてからでないと、足を抜くことが出来ません。
いつだったかマシンと立ち木の間に足が挟まった時など、脱出するのに、えらく苦労しました(笑)
いつだったかマシンと立ち木の間に足が挟まった時など、脱出するのに、えらく苦労しました(笑)
重心の高さについては、極低速で抜けるセクションでグラッときたとき、そのまま倒れこみそうになる傾向が強いです、まあ普通のエンデューロではそんなシーンはほとんど無いので、あまり関係ないですが。
あと125とは走行ラインが違います、RMは軽さとエンジンのピックアップの鋭さを生かして、コンパクトに曲がることが出来ますが、WRはどよ~んと大きな円を描く感じで曲がります。
去年裏山コースで4サイクル車が走った後、轍を見ると、随分はらんでるなぁと思ったものですが、自分もWRでは同じような轍を作っています。
いいところは、まずセルモーター、変なところでエンジンが止まっても、セルボタンを押せば間単に再始動できますから、これで重さも帳消しです。
ライトが付いているから、夕暮れ時に練習できるのも良い所ですね。私のように休みが無く、仕事が終わってからの時間に練習する身にはありがたい装備です。
フロントのギャップ吸収性が良いので、轍切りも簡単です。
グラベルでもフロントの安定性が高く、自動的といえるほど簡単に弱オーバーステアの体制に入り、楽に走ることが出来ます。まだ林道は走っていませんが、相当走りやすいことが予想され、山の雪が解けて林道が開放されるのが待ちどうしいです。
しかしこの柔らかいフロントサスが、ジャンプには適さず容易に底付きを起こします。
フロントから着地したときはもちろんですが、殿様ジャンプになったときも、フロントが激しく着地しますので、底付きします、わずかにリアが先に着地するようにすると、多少ましですが、モトクロスコースを走るときはフロントのコンプレッション側を最強にする必要がありそうです。
フロントから着地したときはもちろんですが、殿様ジャンプになったときも、フロントが激しく着地しますので、底付きします、わずかにリアが先に着地するようにすると、多少ましですが、モトクロスコースを走るときはフロントのコンプレッション側を最強にする必要がありそうです。
どこを走っても完璧なマシンなど、あるはずも無く、普通のエンデューロコースなら、ダンパーをSTDに設定し、きちんとサグ出しをすれば、何も問題はないのではないでしょうか。
エンジンも、付いてくるキットを取り付け、フルパワー化作業をやればこれまた、何も問題は無いと思います、夏場ではやや濃い目になりそうですが、熱的な問題を考えれば、エンデューロにはそれで丁度良いでしょう、絞るとオーバーヒートしやすくなりますから。
エンジンも、付いてくるキットを取り付け、フルパワー化作業をやればこれまた、何も問題は無いと思います、夏場ではやや濃い目になりそうですが、熱的な問題を考えれば、エンデューロにはそれで丁度良いでしょう、絞るとオーバーヒートしやすくなりますから。
ちなみに私はマフラーのテールパイプは、中のカラーを外した状態で、取り付けています。
テールパイプを外すと、排圧が弱すぎて、いいのはトップエンドだけと感じました、今のところ、この方がバランスが良いと感じています。
高速林道を走ると、もしかしたら、テールパイプも外したほうが良いと感じるかもしれません。
高速林道を走ると、もしかしたら、テールパイプも外したほうが良いと感じるかもしれません。
以上、ここまでの、私の感じたインプレッションです。