手塚統のはちみつトマト日記

はちみつを使ったトマトの栽培、しいたけの栽培、趣味のMOTOR、など徒然に。

聞かれて困るTPPの賛否

一番聞かれて困るのは嫁の「昨日どこ行ってたのよ!」だと誰かが言っていたが。

時節柄、聞かれることが多いのがTPPの賛否だ。

高橋知事が「TPPには様々な疑問があるので、知事会を通して、国に質問しているが、なしのつぶてだ」

と言っていたらしいが、知事でも情報が入ってこないのだから、一市民レベルでは判断のしようがない。

断片的な情報から判断するしかない。

外国発とはいえ、唯一の公式な情報がこれか・・・

何も公表しないことの説明の文書。



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 現在、米国など9カ国が行っている環太平洋連携協定(TPP)交渉で、交渉内容を公表しない合意があり、交渉文書は協定発効後4年間秘匿されることが、ニュージーランドのTPP首席交渉官の発表で分かりました。

 ニュージーランド外務貿易省のマーク・シンクレアTPP首席交渉官は11月末、情報公開を求める労働組合や非政府組織(NGO)の声に押され、同省の公式サイトに情報を公開できない事情を説明する文書を発表しました。同文書は、交渉開始に当たって各国の提案や交渉文書を極秘扱いとする合意があることを明らかにし、文書の取り扱いを説明した書簡のひな型を添付しました。

 それによると、交渉文書や各国の提案、関連資料を入手できるのは、政府当局者のほかは、政府の国内協議に参加する者、文書の情報を検討する必要のある者または情報を知らされる必要のある者に限られます。また、文書を入手しても、許可された者以外に見せることはできません。

 さらに、これらの文書は、TPP発効後4年間秘匿されます。TPPが成立しなかった場合は、交渉の最後の会合から4年間秘匿されます。

 米国のNGO、「パブリック・シティズン(一般市民)」は、「これまでに公表された唯一の文書は、どんな文書も公表されないという説明の文書だ」と批判しました。

 これまでに、米国労働総同盟産別会議(AFL―CIO)、ニュージーランド労働組合評議会、オーストラリア労働組合評議会などや各国のNGOがTPP交渉の情報を公開するよう求める公開書簡を各国政府に送っています。マレーシアの諸団体の連名の書簡は、「より透明なTPP交渉の過程が、交渉者や政府には明らかでないかもしれない誤りや、(国の)アイデンティティー(主体性)への危険に対し、基本的な防御をもたらす」と指摘しました。

 日本政府は、交渉に参加しないと交渉内容が分からないとして、参加を急いでいます。しかし、交渉に参加しても、交渉内容を知ることができるのは、政府内や政府が選んだ業界などに限られます。国民に影響のあることであっても、国民が交渉内容を知ったときには、TPPが国会で批准され、発効してしまっている危険があります。

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選挙後、第一党となるであろう自民党は、TPPは例外なき自由化は反対との公約を発表したが、そこに罠があるのではないか?

今マスコミでは、農業vsその他という世論形成を誘導しているが、アメリカにとって、どうでもいいコメが例外扱いになったから、OKとなりそうな予感がしている。

交渉に参加して、国益に叶うように交渉すると、政府は言っているが、アメリカ相手にそんな事ができるのだろうか?

Mister円と呼ばれた榊原英資氏が「日本とアメリカの交渉力は8対2、アメリカは世論操作も巧みで、後ろから弾が飛んで来る、特にNHKとかは、すぐアメリカの味方になっちゃいますから」
とテレビで言っていた。

交渉内容は秘密だが、大丈夫だから賛成しなさいってことで、そんなもん賛成できるかっつーの!

経団連は賛成しているが、彼らにしても情報を全て把握しているはずもなく、株主の多数がアメさんだから、それが理由だろう。

続く(気が向けば)