たられば無くして進歩なし。

ワールドカップも終わりましたが、つくずく感じたのが、上位国の勝利への執念。

安全な球技でもこうなのだから、よりリスクが大きい、モトGPやF1でチャンピョンが生まれる可能性はほとんど無いのでは？と思ってしまいました。

さて、スポーツイベントで、よく出る台詞が「勝負に、たらればは無い」

男らしく聞こえてかっこいいですが、思考からの逃げ口上です。

確かに結果は変わりませんが、次の試合が変わる。

野村監督が「スポーツ選手は、考えることが苦手な人が多い」と語っていましたが、スポーツに限らず、ビジネスであれ、何であれ、失敗の分析なくして、進歩は無いのではないでしょうか。

ジャイアンツの元木がクビになった年、8連敗後のミーティングをサボって、若手選手を引き連れて、キャバクラへ繰り出しました「勝負にたらればは無いんだよ、気分転換しなきゃ」

引退後、彼はクイズヘキサゴンでも天然ぶりを発揮し、珍回答を連発。司会者に「知名度のあるバカが欲しかった」と大歓迎されました。

たらればは、もっと背が高かったらとか、生家が金持ちだったらとか、変えようが無いことに使うもんです。
変えられることに使うのは、全て逃げ口上だと思います。