手塚統のはちみつトマト日記

はちみつを使ったトマトの栽培、しいたけの栽培、趣味のMOTOR、など徒然に。

江差の町長 2

「すぐに利益を出さない研究部門は、縮小するべきだ」過去のデータの推移を見せられて、すでに起こったことだから、すらすらと説明される、「それをやって成功する保障はありますか」

もっともらしく聞こえますが、エジソンが電球の開発実験を一万回以上失敗したように、イノベーションと言うのは、さんざん失敗した中から突然変異的に成果が出てくるもののようです。

役場の中にはオペレーションに長けた人間はごまんと居ます。
そこに同じ役場上がりのオペレーション人を町長にしたところで、過去の延長線上のことを、ひたすら繰り返すだけでしょう。

首長に必要なのはイノベーション能力ではないでしょうか。
「もし失敗したら」「前例が無い」聞き飽きました。

江差の町長は行政経験がないよそ者というのも良いですが、30歳という年齢が最大のポイントだと思います。
人間40過ぎると無冒険主義になり、イノベーションが出来なくなります。

冒険できる爺さんなんていません、いたら変な人です。
たとえば、スティージョブズとか。
アップルも大きくなり、ハーバードビジネススクールとか出た、経営のプロなんてのが入社してくると、社長の発想はクレイジーだとなり、ジョブズはアップルを追われることとなりました。

彼らの目には、アイポッドやアイフォンは売れるわけが無いと映ったようです。
ほどなく、アップルの経営は傾き、ジョブズ復帰となった後の快進撃は皆さんご存知のとおりです。

話がそれましたが、江差の新町長には、職員の屁理屈に負けずがんばって欲しいですね。

ついでに知事も最初はさすが頭良いと思いましたが、しょせん役人上がりのオペレーション人間でしたね。
次の知事選で良い人が出てきてくれればいいけど。

終わり。