江差の町長 1

30歳、行政経験なし、よそ者、前職は北海道新聞記者。
道新江差支局に勤務したことが、縁となったようです。

この時期に、こういう人物が町長に選ばれることに、江差の底力を感じます。
江差は不思議なところで、田舎でありながら、どこか田舎らしくないところがあって、おそらく江戸時代のニシン漁による繁栄で流れ込んだ、上方文化の影響が今も根付いているのでしょう。

よく言われることですが、仕事には大きく分けてオペレーション（執行）とイノベーション（創造）があります。
民間の会社ではオペレーションが95％、行政では99％がオペレーションでしょう。
パーセンテージが低いイノベーションは、あまり省みられることなく、忘れ去られているどころか、無駄なものと、されていることが多いと思います。
しかし、そのメンタリティーが長期的には、組織を蝕んでいく。