手塚統のはちみつトマト日記

はちみつを使ったトマトの栽培、しいたけの栽培、趣味のMOTOR、など徒然に。

yz250x

さすがヤマハというか2サイクルを簡単には捨てない、ライダースクラブの35周年記念号のヤマハの役員へのインタビューで
ヤマハのもの作りは2スト流が色濃く反映されている、4ストは設計段階から解析しやすいが、2ストはやって見なければ分からないことが多い、だから理詰めで設計をやっていた4ストの開発陣も、いつの間にか2スト流に巻き込まれていく」
と語っていた、2ストは単なるエンジン形式に留まらず考えかたに昇華しているのは、2ストロークメーカーと呼ばれたヤマハならではだ。


で、「YZ250X」であるが、圧縮比は8.9から7.9へ落とし
あわせて排気ポートタイミングと、トルク谷を解消するYPVSバルブの作動特性を変更。全閉・全開の切り替えエンジン回転数レンジを広くとり、なだらかにバルブを作動させ低速から高速域までの良好な繋がり特性としている。


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 深い轍走行などで、チャンバーと路面との干渉を抑える専用チャンバーを採用しました。YZ250に比べ、横方向と上下方向を細くしながらレイアウトを調整し、良好な排気効率と轍での走破性に貢献させています。

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これだけEXを絞るとかなりな低速型チャンバー特性になっているはずで、轍走破性は狙ったものではなく副次的に発生したメリットだろう。



高速での遅角特性を最適化した専用CDIユニット、おそらく高回転でより遅角させて、だらだら延ばすようにしていると思われる。
(2ストは高回転では遅角させたほうが排気温度の関係で伸びる)

これらから、おそらくスクーターのようなボーボーと回るエンジンになっているのではと推測される。

サスペンションはバネレートは変えず、ダンパー特性でエンデューロ向けに味付けしているとのことで、むやみにバランスを変えないのは、さすがメーカーである。

でも自分だったらfxのほうが良いかな、セルモーターもついているし。