手塚統のはちみつトマト日記

はちみつを使ったトマトの栽培、しいたけの栽培、趣味のMOTOR、など徒然に。

ホンダ関係者、市販レーサーを語る 2

マシンコンストラクターT氏

現代の市販レーサーは、高い完成度を持っており、スタンダードでも秘めるポテンシャルを引き出すことが出来れば、プライベーターが有力チームのマシン相手に勝つことは、ワークスマシンの走らない地方選手権では、不可能なことではありません。

練習しながらマシンも色々いじる時間が豊富にある、そんな恵まれた人は少ないはずです。
私のように、バイクをいじるのが好きで、レーシングメカニックを目指す人もいるでしょう。しかしライダーとメカニックは基本的に違います。ライダーをやりたいのかメカニックをやりたいのか、尋ねたくなる人が、時々います。
マシンが自分の好みに合わないとばかりに、あちこちをいじる人を見かけます。
そういった人のほとんどが、結果的にいじり過ぎてしまい、堂々巡りの迷路に入ってしまう事が多いようです。

あちこち、いじって見るのも経験としては良いことですが、市販レーサーはかなり鈍感に造られています。
基本的なメンテナンスをしっかり行なっていれば、細かいセッテイングをしなくても、そこそこ走ってしまいます。
ですから、まずはスタンダードマシンに自分を合わせる、くらいの気持ちで、走りこむのが大切だと思います。






HRCストライダーI氏

セッテイングですか・・・
今の市販レーサーは、かなりのポテンシャルを秘めているので、うまくセッテイングを出すことができれば、かなりの戦闘力になるはず。
というか、地方選手権では、そこが勝負所になるんじゃないかな。

でも、このクラスのライダーは、ヘタにイジらない方がいい。かなり高いバランスで完成しているので、技術のない所でイジると、必ずデチューンになってしまう。
何かを変えるなら、変えるとどうなるか、ということを、きちんと考えて、変更すること。
何も考えずに、例えば、人に言われたから、やってみる、なんていうなら、変えないほうがましだ。

レースをやってて本当に大事なのは、人と人とのコミニュケーションが取れったかってことなんだ。
100人がレースやって100人全員がチャンピョンになることはできない。
借金は作ったは、怪我はしたは、いったい自分は何をしてきたのか、バカみたいって言うんじゃ、かわいそう。
おもいっきり一生懸命レースと関わって、結果として「俺は良かったな」と思えれば、それが一番だと思う。