手塚統のはちみつトマト日記

はちみつを使ったトマトの栽培、しいたけの栽培、趣味のMOTOR、など徒然に。

永遠の0は大阪魂?

戦争映画には珍しく、若いネェちゃんにも好評の永遠の0。

数年前に原作は読んだが、大阪人の著者、百田尚樹による、大阪人の死生観がよく現れている。

主人公の宮部久蔵は、玉砕主義の当時の風潮に反し、生に執着し、それが美徳として描かれている。

でもこれは、大阪人の死生観「死んだら終いや」そのものではないか。

またも負けたか八連隊との歌が有るように、大阪の部隊は負けそうになるとすぐ撤退することが多かったという。

十代のネェちゃん向けの雑誌でも、死語の世界の特集をすると、全国的には受けるが、「死んだら終いや」の大阪では全く受けず、部数が伸びないそうだ。

先祖の魂は、いつも傍らにあり見守っているという死生観をもつ、北陸や山陰の部隊は勇猛果敢であったというから、同じ日本と言っても地域によって様々のようである。

今のNHKの朝ドラは大阪が舞台で、製作もNHK大阪だが、今朝の回は肉屋の息子に召集令状が来た話しだった、彼のセリフは「うまく立ちまわるさかい、心配するな」であった。