手塚統のはちみつトマト日記

はちみつを使ったトマトの栽培、しいたけの栽培、趣味のMOTOR、など徒然に。

なりふり構わぬDUCATI 2

渦中のオープン機&ファクトリー2カテゴリーですが・・・
3月18日にグランプリ・コミッションが会議を開き、満場一致で以下の内容が採決されました。


1)2016年より全エントリー選手に対し、世界選手権用のECU(電制システム)およびソフトウェアの使用が義務づけられる。

モトGPクラスの現参戦者および将来的に参戦予定者は全員、モトGP用電制システム・ソフトウェアの企画および開発に支援協力する事となる。
ソフトウェア開発期間中は定員制ウェブサイトが開設され、参加者は進捗具合のモニタリングや各改良に向けアドバイスができるようになる。

2)以下については直ちに効力を発する。
ファクトリー・カテゴリーにエントリーしている各メーカーおよび選手で前年度にドライコンディションでの優勝を1度も獲得していない場合、もしくは同選手権にエントリーしたばかりの新ファクトリーメーカーの場合、シーズンを通して使用できるエンジン数は1選手につき12基までとし(開発凍結はないものとする)、燃料24リットル、オープン用のタイヤを使えるものとする。同内容は2016年シーズン開始まで有効とする。

3)上記内容に関し、以下の場合は再調整が行なわれるものとする。
2)の条件で参戦している選手、もしくは同条件で参戦しているメーカーが任命している選手が、2014年におけるドライコンディションのレースで優勝1回もしくは2位2回もしくは3位3回を獲得した場合、同メーカーの使用燃料は22リットルに減量されるものとする。また、同メーカーが2014年シーズン中に優勝3回を獲得した場合、オープン用タイヤの使用権は剥奪されるものとする。
上記の両件においては、2014年シーズン残りのレース全て、および2015年全シーズンにに適用されるものとする。

結局、ドゥカティはファクトリー・カテゴリーに戻ることになって、オープン並みのアドバンテージが与えられるって事になる訳で…

それから、自動的にホンダ&ヤマハがオープン・カテゴリーに移るのも駄目って事で。
イタリアサイトの記事には、《メーカー協会(MSMA)が、かつてスズキにしたようにドゥカティに贈り物を…高い競争力を取り戻すためのアドバンテージを与えたと言う事だ》なんて事も書かれております。
そして結局、レギュレーションの恩恵を最も受けるのは2013年版M1機を使ってるヤマハ・オープン機になるんじゃないかとも(たとえ好リザルトを出しても、各アドバンテージ制限を受けないから)。

今回のことについてホンダ公式サイトでHRC中本副社長が、興味深いことを語っております↓
インタビュアーは宮城光氏、昔は芸能人かぶれの感じ悪い奴と思ってましたが(8割はヒガミ、笑)
今は義理と人情に篤い好人物と思っています、そうでなきゃ仕事もらえないですから、森脇護氏は、やはり人を見る目があったということでしょう。

http://www.honda.co.jp/WGP/spcontents2014/analysis/01/?from=rssms