バリ伝の続編が構想中らしい最終回

グンの所在は分かったものの、秀頼は困惑していた。
まずは走行テストをしてもらわねば、ならないが、それを了承してくれる保証は無いし、その前にヨシムラスズキにテスト参加の許可をもらわねばならない。

しかしそれらは杞憂に終わった。
この秋に新型ＧＳＸ－Ｒ1000が発表されたのだが、これはＭＯＴＯＧＰマシンＧＳＸ－ＲＲの兄弟車とも言えるブランニューモデルだった。
新型モデルはデータがそろっておらず、早めにテストを開始する必要があり、11月にラグナセカでＵＳヨシムラの合同テストが行われることになった。

ラグナセカはグンの住むモントレー市内にあるし、ＵＳヨシムラはロサンジェルス郊外と、みなカルフォルニア中部に拠点を置いていた。

グンはテスト参加を了承しヨシムラスズキ側は難色を示す向きもあったものの
吉村不二雄代表の「面白いじゃないか」との鶴の一声でグンの参加を受け入れることとなった。



テスト当日、マツダ・レースウェイ・ラグナ・セカ。

消えた天才ライダー巨摩郡は定刻に現れた。

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ここまで、来ればストーリーは自動的に進んで行くでしょう。

おしまい。