手塚統のはちみつトマト日記

はちみつを使ったトマトの栽培、しいたけの栽培、趣味のMOTOR、など徒然に。

また財政危機ですか

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会計に無頓着な私ですが、大きな会社は連結決算を国に求められる事くらいは知っています。
昔はグループ内でも、別々に決算を出していましたが今は連結決済です。
本社の利益を子会社に分散し脱税の温床になっていたからです。

では国はどうなのか、あいかわらず一般会計だけを強調し赤字だ赤字だとあおっています。
連結決算を求められる前の民間企業がやっていたことを自分たちは未だにやっています。
国家予算は一般会計とは別の特別会計があり、こちらも連結させた決算を出すの筋ではないでしょうか。

本誌では官僚の指示した記事を書いている大新聞ですが、英字版やネット版では結構突っ込んだ記事を書いています。

YOMIURI ONLINE : なるほど経済 特別会計見直し本格化 2004年6月22日

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国の予算を分解してみると(2004年度)
(図は上記YOMIURI ONLINEより)

この記事では、特会(特別会計)について以下のように書かれている。

<ここまで肥大化したにもかかわらず、特会の資金はこれまであまり監視されてこなかった。
 特会の資金は一般会計からの繰り入れや独自財源、民間からの借り入れなどが入り組んで出入りが分かりにくく、国会などでも追及しにくかった。社会保険料ガソリン税など特定の財源を持つ特会では、財務省も支出だけを減らせとは言いにくい。この結果、各特会を所管する官庁が自分の財布のように自由に予算を使い、特会は各省庁や族議員既得権益の温床になってしまった。
 厚生保険特会や国民年金特会では、巨額の予算が不採算の保養施設「グリーンピア」の建設や、特殊法人や関係団体に天下った厚生労働省OBの高額の報酬などに使われていることが判明した。「母屋(一般会計)でおかゆを食っているのに、離れ(特会)で子どもがすき焼きを食っている」(塩川前財務相)ひどい例は、他の特会にも数多い>。

けっきょく、日本という国のBS(バランスシート、貸借対照表)とPL(損益計算書)がハッキリせず、多数のゴマカシがあるということなんだろうか? だとしたら、とんでもないことだ。

不正会計があれば、民間企業でさえ裁きを受ける。それでも、民間企業は自分で稼いでいるのだ。これが国レベルでおこなわれ、税金がつぎ込まれているのだとすれば、信じがたい話だ。

民主党政権時代に事業仕分けが行われたが、財務省主導で行われたものであり、結局うやむやなまま、終わってしまった。

国会が解散されると特別会計から700億が支出される、災害時にも特別会計から損害に応じた額が支出される。
一般会計は赤字でも、特別会計は毎年黒字で余剰金はストックされているから、そういうことが出来るわけだが、その額は不明である。
が、国債金利を見る限り、まだ余裕があることは確かなようである。