手塚統のはちみつトマト日記

はちみつを使ったトマトの栽培、しいたけの栽培、趣味のMOTOR、など徒然に。

ロードバイク購入への道 1

前回も述べたとおり、一言でロードバイクと言っても、その範囲は極めて広い。

当初は日本独自の2輪文化、旧車會や、ハーレーのこともやろうと思っていたのだが、あまりにも長くなりすぎるため、本命のスポーツバイクに限って、話を進めることにする。

いまSSと言えば1000CCと600CCが主流で、雑誌などを見ると1000CCはパワーがありすぎて、公道ではもてあます。600CCは、使いきれるのが魅力だ。みたいなことが書かれているが、600CCでも2速で引っ張っただけで、百数十キロに達するという。200キロもあっという間だ、まあ乗ったことはないのだが、750や2スト250レーサーの経験からおおよそ察しはつく。

いまのSSはあまりにも高性能になりすぎて、サーキットでないと楽しめない物になってしまっている。

サッカーにしろ野球にしろ、何のスポーツでもそうだが、子供のお遊びのうちは、ちょっとした広場でもできるが、試合をするようなレベルになったら、専用の競技場が必要になってくる。

プロ野球選手が狭い空き地でフルスイングしようものなら、器物損壊どころか死人がでる可能性も高い。

ロードレースも1950年台初頭までは公道レースが中心で、A市~B市まで誰が最初にゴールするか、と言う感じで、今の四輪ラリーのようなものだったらしい。
もちろん、ヨーロッパの話で、日本では極初期にはそのようなレースもあったようだが、危険とのことで役所の許可が、下りなくなり、山奥の浅間などでクローズドコース(しかもダート)で行われていた。

1950年台半ばになると、ヨーロッパに日本製高性能マシンが押し寄せパワー競争が激化。50馬力を超えるマシンが出始めると、死亡事故が多発し、公道レースの危険性に批判が高まる。それを受けて、本格的サーキットが次々と造られることとなり、こちらがロードレースの主戦場となっていくのである。
参考までに鈴鹿サーキットが完成したのは1962年である。

これらの史実から考えると、公道で誰もが、そこそこ安全にスポーツ走行が出来るのは、20馬力~30馬力程度であると思われる。

具体的には2ストの125CCか4ストなら250CCか・・・

2ストはもうないので、VTR、CBR、ニンジャ、GBクラブマンあたりが、選択肢になるわけだが、先日病院の帰りに、レッドバロンに寄ったら、VTR250とニンジャ250の試乗車があり、特にニンジャは物凄く乗りやすく、体に馴染む感じで、売れまくっているのも、納得できた。

ただこのクラスは、車格が今ひとつ小さく、私くらいの身長(177㎝)でも、やや窮屈である。

それに、さっきの話とは矛盾するようだが、やはりパワーがイマイチである。

40代も後半となり、速さへの執着も衰え、(よく言えば自制心が発達してきた?)狭い広場で、それなりにスイングしても、そこそこ楽しさを感じられるのではないか?

だからSSの1000CC、600CCは無理でも、60馬力くらいまでなら、あまりフラストレーションを感じずに楽しめるのではないかなと、思っている。

続く。