手塚統のはちみつトマト日記

はちみつを使ったトマトの栽培、しいたけの栽培、趣味のMOTOR、など徒然に。

久々の2ストローク、でも基本は同じか 3

話を「2ストロークレーシングハンドブック」に戻そう。

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セッティング編

セッティングを行う大前提として、マシンの各部が正常に機能していること。
ライダーがある程度以上の技能をもっていることが必要である。

スタンダードでの安定した性能を維持できるメカニックの能力と、ある程度以上のタイムを刻めるライダーの能力が身につくまでは、セッティングを初めなくても良い。

そしてセッティングで注意すべき点は、STDがベストのことも、あるということである。

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以下、色々述べられているが、内容は以前紹介した、石井正美氏やホンダ関係者と似たようなことである。
それらは、私自身が、色々な方々から受けたアドバイスと全く同じでもある。
「ある時払いでいいからチューニングさせてくれ」と言うチューナーもいたが、たぶん金が欲しかったのだと思う(笑)



それらを改めて整理すると。

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○ 一番大切なのは基本メンテナンスであり、これが疎かでは、セッティングもチューニングも、意味はなく、ライダーの能力も発揮できない。


○ チューニングで性能を上げることはできるが、費用がかかるし、メンテナンスサイクルが短くなり、性能を維持するのにも費用がかかる、セッティングも難しくなる。
また、技術のないところでやると、必ずデチューンになりSTDより遅くなる。
金も技術もあるサテライト級チームがやることで、プライベーターには向いていない。


○ 現代の市販レーサーは、STDでもきちんと整備しただけで、そこそこ走るし、秘めたポテンシャルを引き出すセッティングが決まれば、かなりの性能を発揮するので、地方選手権ではチューニングする必要はない



○ 好みに合わないと、あちこちいじる人がいるが、ほとんどは、堂々巡りの迷路にハマることが多い。


○ STDセッティングに大外れはないが、変にいじると、とんでもない大外れになる。



○ 有力チームが上位を独占するのは、高度なチューニングを行っているからでなく、STDの性能を素直に引き出しているからに過ぎない。と言う事実に早く気づくべきだ。

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以上、私の持論などでは毛頭なく、レース界重鎮の基本的なアドバイスである。

今一度、自分のマシンを、サービスマニュアル通りに整備をし、推薦セッティングに合わせて走りこんで見るのも一興だと思う。