手塚統のはちみつトマト日記

はちみつを使ったトマトの栽培、しいたけの栽培、趣味のMOTOR、など徒然に。

久々の2ストローク、でも基本は同じか 2

なぜ、基本は同じか。というタイトルにしたかというと、経験豊かで、ワークスとも関わりが深い人は、エンジニアはもちろん、メカニックであれ、ライダーであれ、皆同じようなことを言う。

一言で言うと、マシンを、いじりすぎるなということだ。

下記は、HRCのRS125のサスペンションセッテイングデータである、発売当初はSTD値しか公表されないが、古いマシンはデータが揃っているので、STDとは違う推薦値が公表されている。


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基本サスセッティング例(2000RS125R)

STD
フロント
突き出し 13mm
イニシャル 8mm
TEN  6戻し
CONP  6戻し 

リア
車高 25mm 
イニシャル 149mm
TEN 6戻し
COMP 8戻し




HRC推薦値
フロント
突き出し 13mm
イニシャル 8mm
TEN  6戻し
COMP 6戻し

リア
車高 26.5mm
TEN 6戻し
COMP 8戻し


上記セッティングでリヤが、ストロークし過ぎなどの問題があるときは、スプリングレートやイニシャル調整を行って下さい。

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STDに対して推薦値はリアの車高を1.5mm高くしただけである。(ロードレーサーはバネの調整だけでなく、サスの全長を調整することが出来る)

さらに下記は2001型2002型についての記述である。

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2001年・2002年は全日本等、実戦でのデーターから得た情報を元に大幅な仕様変更を行い、前後サスペンションは2000年と比較して作動フィール・接地感・旋回性のアップを実現しました。
又、足廻りの動きをよりダイレクトにライダーに伝えるために、フレームピボット部・スイングアームエンド部の剛性アップを実施しています。これにより路面ギャップの優れた吸収性や安心感のある接地感が得られました。
セッティングとしてやみくもに硬くするのではなく、サスペンションの前後ストロークを有効に使い、荷重配分を積極的にコントロール出来るサスペンションに仕上げて下さい。又、コーナー立ち上がり時におけるフロントの低い姿勢からくる優れた2次旋回を意識し、ストレートスピードを高める様なセッティングをしてください。

STD   13mm 19mm 6戻し 7戻し 27.5mm 154mm 8戻し 6戻し

推薦値 13mm 19mm 6戻し 7戻し 27.5mm 154mm 8戻し 6戻し


2002年モデルのSTDフロント突き出しは13mm→15mmに変更になっています。

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2001年型と2002年型は、何も変えないのがHRC推薦値である。

続く。