手塚統のはちみつトマト日記

はちみつを使ったトマトの栽培、しいたけの栽培、趣味のMOTOR、など徒然に。

マシンの煮詰め

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砂利路面の林道を走ると、土の低速コースの裏山と違う問題がでてきます。
1000キロ走り、各部のなじみも出てきたこともあり、リアサスペンションを改めて調整しました。
スプリングは初期のへたりを想定して、1Gで5ミリほど硬くしていたのですが、1000キロ走っても5ミリのままでした。
STD数値をきっちり出してから、状況に応じて少しだけ変えます。

フルチューンとかスペシャルとかは聞こえは良いですが、裏目に出ることが多々あります。
エンジンでも、最高出力を上げるだけなら、言ってみれば簡単ですが、それがタイム直結するとは限りません。
ユーザーレベルはもちろん、ショップレベルでフルチューンしたマシンがSTDを超えることは、あまりないようです。
ここでいうSTDとは、XRやセローのような普通の市販車ではなく、市販レーサー、もしくは競技ベース車にメーカーのキットを装着したマシンのことです。

昔、チームメイトがELFGAS仕様のHRCデータに加工したキットをRS250に装着したことがありましたが、ノーマルより遅くなってしまいました。
ライダーは後に国際A級になったくらいで、そこそこ速かったのですが、マシンの基本整備がなってなく、悪い所だらけで何が原因なのか分からず、手の施しようがありませんでした。
高価なパーツを組み込むのは、基本メンテナンスができてからの典型的な例です。
逆に言えば、きっちり整備されたSTDマシンは、下手にいじったマシンより速いと言うことです。
そもそも、そのキットが本当にSTDを上回るものだったのか、はなはだ疑問でした。
HRC製キットでさえ一部のライダーだけに供給される、フルチューンのAキットより、少しいじった、Bキットのほうがタイムが良いということがありました。

改造は誰でもできるが、改良は難しい。

私のレベルでマシンをいじる必要があるはずもなく、ノーマルで十分です。
セッティングと言うのは、こちらが立てば、あちらがたたずですが、微調整で妥協点を見つけ。
あとは走りこむだけです。