トランプ騒動から見える日本人の国民性

まずＴＰＰのとらえかたですが、秘密協定で中身が分からないにも係わらず、米国の巧みな世論操作によって、農業には不利になるが企業は儲かりその結果日本全体としては良くなるという幻想が作られました８０年代のレーガノミクストリクルダウンです。
米国ではグローバル化（現代の奴隷制度）して会社が儲かっても社員はトリクルダウンどころかレイオフされてしまうから更なるグローバル化には反対するのが多数派でトランプ氏はそこを読み取り勝利しました。
日本でも現地工場が次々と建ち、下請けカット、非正規労働が激増したのですが、日本のサラリーマンは親方様を信じているようです。

そしてトランプ氏当選への反応、想定外の事態に大変だとヒステリックに売りに走った日本市場、翌日ポジティブにとらえた米市場が高くなるのを見るや反発高。

寄らば大樹の陰なんですよ、マスコミ報道を鵜呑みにして集団行動をする、とにかく失敗をしないようにする。
それが全体としてとらえた日本人の性質ででしょう。

しかし必要となれば、新しい事業や改革を行うリスクを取れる人が現れるのがこの国の面白いところです。