手塚統のはちみつトマト日記

はちみつを使ったトマトの栽培、しいたけの栽培、趣味のMOTOR、など徒然に。

官僚の議員操縦術

眠いのを我慢して、記事アップ。

財務省の消費増税延期派議員の切り崩しの話を少ししましたが、なぜ切り崩されてしまうのか。

一般的には議員大臣が偉く、官僚は公僕といったイメージが持たれていて、切り崩されるのは変な感じがします。

野田総理など、「シロアリ官僚を退治する」と言っていたのが、最終的には財務省の犬と成り果てました。

財務官僚の強さは、予算配分にあります。

消費税導入に反対する議員に、連日押しかけ、分厚い資料を机にドンと置きギリシャの二の舞だとか社会保障ができないとか、得意のロジックでまくしたてます。

ほんとうに日本が財政危機なら、国債金利が跳ね上がっているはずですが、世界で一番安全な国債として引き手あまたな状態で、金利は最低のままです。

殺し文句は「先生の選挙区に予算を優先して付けますから」

これは言外に、言うことを聞かないと、予算付けないという脅しでもあります。

議員は本音では、予算が欲しいし、付かなくなったら落選の危機ということで、増税賛成に宗旨替えしますが、それではメンツ丸つぶれです。

そこで役に立つのが財務官僚の財政危機の理屈、これを隠れ蓑にすれば、大義名分がたちます。

実は公共事業には代議士や首長に事業の何パーセントかの裏金が渡るのが、慣例になっていて、自分の懐が潤うことにもなるのです。

こうして、飴と鞭を行使して、議員を操縦していくいのです。

更に閣僚を起用する時は総理が国税庁や警察などに命令して身体検査をし、スキャンダルが出ないことを
確認してから、起用しますが、彼らはスキャンダルのネタがあっても、あえて見逃してOKを出します。

官僚機構にとって都合の悪い内閣をつぶすネタを残しておいて、いよいよとなれば、ネタをリークします。
今回の小渕裕子氏の件など、知っていてOKを出し、リモート爆弾に使ったに違いありません。

総理の権力は官僚に比べれば知れていますが、伝家の宝刀と言われるのが解散権です、安部総理はこれを抜きました。

延期とアベノミクスが信任されたとなれば、財務省と切り崩された議員も反対しにくくなります。