中国人とマサイ族

中国の一連の行動には、驚くやら呆れるやらの御仁が大半だろう。

どこの国でも独自の文化、風習というのがあるものだが、先進国同士で、色々なことをやっていくには最低限のコンセンサスというものがある、まるで図体だけ立派になったが成人式で暴れている子供のようだ。

中国では「メンツは命より重い」「自分の非を決して認めるな」というのが家庭教育の基本らしい。
自分が悪くても「私が悪かったです、ごめんなさい」と言う事は死にも値する屈辱になるらしい。
学校では「中国は世界の中心」と教わる。
中華思想は、始皇帝より、さかのぼった時代に源流があるが、いまだにそれが生きているのが凄いというか何というか。
日本で言えば古事記の神話を事実として、学校で教えているようなものだ。

思いだしたのが、北海道の酪農家にテレビの企画でマサイ族が訪れた時のことだ。
数千頭が飼育されている牛舎を見て「牛はマサイのものだ、勝手に飼うな！」

自国の文化は大事だが、本当の意味で先進国になりたいなら、それにふさわしい振る舞いを身につけることも必要だろう。