美味しいシイタケの選び方
店には様々なシイタケが並んでおり、どれを選ぶか悩むことも多いと思う。
シイタケ栽培が職務の私から、アドバイスするとすれば。
まず、例え安くても買ってはいけないのが、このタイプ。
これは仕入れ値が10円~30円の代物で、悪質な量販店は、こういうものを、市場からかき集め、これに98円だの128円だのの値付けをしている、原価に対して3倍~13倍の値段だ、これではシャネルやプラダなど、ブランドの付加価値だ。
食べても薄くてペラペラで、食感も悪い。
消費者は甘くないので、実際売れ残って痛んでいることが多いようだ。
それで、廃棄することになっても、なにしろ仕入れの10倍で売っているのだから、損がでることはない。
他の野菜も、同じバイヤーが仕入れているわけで、「おして知るべし」である。
いいのは肉厚で膜が少し切れた位のきのこ。
ただ、膜がまったく切れていないきのこは痛みにくく、在庫期間が長いので、その意味では量販店にとっては良いが、未成熟なので、青い果実のように味が乗っていない。
ひき肉詰めなどがやりにくいデメリットもあるだろう。
ひき肉詰めなどがやりにくいデメリットもあるだろう。
目先の値段に取らわれず、美味しい野菜を買って欲しい。
その差は数十円に過ぎないのだから。