自由貿易と食文化そして食育 4
欧米では、高い補助率を国民が寛容していると前回の記事で書いたが、今回は実際の補助率について述べようと思う。
よく日本農業はGDP比1.5%に過ぎず、これを補助金漬けにすることは、他の産業の足を引っ張っていると言う議論がある。
他産業のように自由競争に晒したほうが成長するから、保護する必要はないと。
日本の農業所得に対しての補助率は平均15%ほどである。では他の国を見ていこう。
アメリカ26.5%(小麦は62.4%)
フランス90.2%
イギリス95.2%
スイス94.5%
補助率90%以上となると、もはや公務員なみで、軍人や警察と大して変わらない。
食料安全保障、食文化、田園風景の保全などが、仕事となる、もちろん選定基準は厳しい、兼業農家などありえない。
更に、輸出補助金なるものがありパーセンテージは把握していないが、アメリカの予算を見ると年間1~2兆円の輸出補助金を支出している。
大規模化でコストダウンだの効率化だのの議論があるが、これらがいかに空虚なものなのかが、お分かりいただけると思う。
続く。
よく日本農業はGDP比1.5%に過ぎず、これを補助金漬けにすることは、他の産業の足を引っ張っていると言う議論がある。
他産業のように自由競争に晒したほうが成長するから、保護する必要はないと。
日本の農業所得に対しての補助率は平均15%ほどである。では他の国を見ていこう。
アメリカ26.5%(小麦は62.4%)
フランス90.2%
イギリス95.2%
スイス94.5%
補助率90%以上となると、もはや公務員なみで、軍人や警察と大して変わらない。
食料安全保障、食文化、田園風景の保全などが、仕事となる、もちろん選定基準は厳しい、兼業農家などありえない。
更に、輸出補助金なるものがありパーセンテージは把握していないが、アメリカの予算を見ると年間1~2兆円の輸出補助金を支出している。
大規模化でコストダウンだの効率化だのの議論があるが、これらがいかに空虚なものなのかが、お分かりいただけると思う。
続く。