手塚統のはちみつトマト日記

はちみつを使ったトマトの栽培、しいたけの栽培、趣味のMOTOR、など徒然に。

RM125リアサスオイル交換 其の三

ピストンを抜いて、各部をパーツクリーナーでよく洗浄しました、スラッジが溜まるほどではなかったのでこれで十分だと判断しました。

で、オイルは何を使うかですが、リヤサスはカートリッジ式(オリフィスに多段ワッシャを組み合わせた構造)なので極低粘度を使います、RMのサスはショーワせいですがショーワのカートリッジ用はSS-05で、40℃流量が15.7です。
しかし値段がお高めなのと、田舎では手に入りにくいので、同粘度のメーカー純正品を使うことにしました。

ショーワ SS-05   15.7

ヤマハ 01        15.6

スズキ LO        15.5

カワサキ khl-15-10    15.3

ホンダ             カートリッジ用はあるが粘度不明

というわけで粘度の一番近いヤマハ01を使いました。でもカートリッジ用ならどれを使ってもそれほど違わないと思います。
カートリッジ用は低温時でも水のようにサラサラなので、温度による減衰力の変化が起こりにくい。
ヤマハは更に温度安定性や気泡の発生の少ないS1、M1もラインナップに加えており、どうもこのメーカーはオイル関係には、かなり気を使って開発してる感じがします。

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まずメイン側のエア抜きをします、ある程度オイルを入れてからピストンを挿入して圧側調整ユニットが入る穴からエア抜きをします。
リザーバーを塞いでから一気にやろうと思ったのですが、ここからではリザーバーのエアを抜ききることができないので二段階に分けてエア抜きをすることにしました。
ピストンを上下マックスまで動かしながらエアを追い出したりオイルを注いだりします、ピストンを縮めるときはユニットで蓋をした方が無難です、エアが入っていて突然ピストンが速く動くとオイルが飛び出して顔にかかります、僕は二回やりました(笑)慣れない作業はミスが付き物です。ユニットの内側についているオリフィス?はエア抜きの邪魔になるので、外して作業しました。

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メイン側のエアが抜けたら圧側ユニットを取り付けて、リザーバーと圧側ユニットのエアを抜きます、こちらは簡単に抜けます。

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抜けたらリザーバータンクにオイルを半分くらい入れて、オイルを溢れさせながら蓋を取り付けます。

ダイヤフラムは普通に膨らんだ状態、ロッドは最長にして組み、窒素ガスを入れるときにロッドを最短に縮めてバルブから空気を抜き、窒素ガスを入れながらダイヤフラムを膨らましつつ、ロッドを伸ばそうと考えています。

こうすればダイヤフラムの窒素濃度も高くできるし、膨らみすぎることも無いはずです。

仮にロッドを縮めた状態でダイヤフラムを取り付けると、ガスを入れたとき、ダイヤフラムが膨らみすぎて変形、最悪破れるかも知れません。

ガス圧はマニュアルには書いていませんがショーワは大体12~13キロのようです。
ダイヤフラムの容積が少ない上に、圧が高いのでエアチャックを外した瞬間に2キロくらい下がってしまうらしいので、14キロくらい入れます。
最近のタイヤ屋さんは窒素ボンベがあるところが増えたので、そちらで入れてもらおうと思います。


* オイル交換だけなら、リザーバーの蓋と圧側ユニットだけ外した方がいいかも知れません。


* これらの作業はダンパー調整を圧側伸び側とも最弱にして行います。最強では手では動きません、特に伸び側。

おしまい。