RIDERS CLUB

かなり久しぶりにライダースクラブ誌を買いました。

空冷ツインの特集も面白かったですが、なんといってもこれ

中本修平氏インタビュー

ホンダの入社面接で「レース以外には興味がないから、他の部所で採用するなら落としてくれ」と言って本当にレース部門に採用されたという逸話をもつ男である。

内容はRC211Vについてであるのだが、初めて知った事実がいくつかあった。
特に来季から1000CC化されるのは、世の流れで250、600、1000が市販車の排気量からしても妥当だと思っていたのだが。
ガソリン搭載量が21リットルのままで、5気筒は禁止、ボアは81ミリ以下とのレギュレーションになったとのこと。
これではピストンスピードの関係で、1000CCでは二万回転近くまでは回せなくなるし、燃費も厳しくなるようだ。
1000CCでフルパワーでない仕様にするか、少し排気量を落として、フルパワー化するかに、なるようだが、これは、あからさまなドカティーえこ贔屓レギュレーションだ。

まともにやっても、日本メーカーにはかなわないので、FIMに働きかけるかEUの集合的無意識などによって、このようなレギュレーションになったのであろう。

F1のときのホンダつぶしと同じ構図だ。オリンピック種目でもこういったことは、しばしば見られるので、まあこんなものか、という感じもする。

しかしF1の時のようには、いかないと思う、F1は空力競争になってしまったが、バイクでは空力のウエイトは小さい。エンジンとサスペンションの世界だ。
ドカティーがかつての強さを見せることは難しいだろう。

motoGP発足時はドカティーに合わせたかのようなレギュレーションで、アドバンテージがあったが、もはや日本メーカーに追い越されてしまった。
それでレギュレーションを変えてきたのだろう、夢よもう一度と。